美術鑑賞

思考思案

孤独な鬼の生き様に自分自身を見る

不死の独鬼と、いつかは死ぬ定めがある人間との関わりを、とても繊細な描写で演出されていて、それが激しく見事な殺陣と相まってメリハリのある舞台を楽しめた。 何よりも物語がとても良かった。
思考思案

浮世絵最強列伝

2018年の初秋、京都市にある相国寺承天閣美術館で行われていた「サンタフェ リー・ダークスコレクション 浮世絵最強列伝~江戸の名品勢ぞろい~」という展覧会に行ってきた。 この展示内容は、浮世絵の誕生から隆盛期に至るまでの作品が集められてい...
思考思案

感性が刺激された!仕事終わりの入江明日香展

感動と刺激的な入江明日香展~細密のファンタジー ミクスドメディアという技法で魅力的な絵をたくさん発表されている入江明日香さんの展覧会「入江明日香展~細密のファンタジー」に行ってきました。 画集をほぼ毎日眺めているぐらい好きな画家...
思考思案

形にこだわる自分が恥ずかしくなる~国立国際美術館 開館40周年記念展「トラベラー」

私は昔から旅をすることが大好きです。 遠く離れた土地を旅することも、精神世界の異次元を旅することも、好きです。 大阪中之島にある国立国際美術館では、「トラベラー」と題した展覧会が開催されています。 「トラベラー」とは、観覧者、...
思考思案

ブリューゲル「バベルの塔」展を観てきました

ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 - 国立国際美術館 東京でも話題になり、NHKの日曜美術館でも放送されていた展覧会「ブリューゲル「バベルの塔」展」を大阪中之島にある 国立国際美術館で観てきました。 この展覧会...
思考思案

ベルギー奇想の系譜展を訪れて、画家の奇抜な頭の中を探検する~その4~

なぜ、ルーベンス絵がここに展示されているだろう? 最初にそう思いましたが、ルーベンスも幻想的な絵画をいくつか残しています。 どこが奇想なのか? それはルーベンスの絵画に、「恐れ」や「怒り」という感情を、肉体の筋肉の躍動で描き分ける手法にあるのではないでしょうか?
思考思案

ベルギー奇想の系譜展を訪れて、画家の奇抜な頭の中を探検する~その3~

ヒエロニムス・ボスやピーテル・ブリューゲルは、どんな夢を見たのだろうか? 心霊現象やホラーをテーマにした漫画家は、毎日が悪夢ばかり見て気が変になりそうという話を昔聞いたことがあります。 これだけ異様な怪物をたくさん描いていたら、本当に夢に出てきて悩まされそうなのですが・・・ それとも陰陽師の操る式神のように、彼らは怪物たちを操り、絵を手伝わせていたのでしょうか?
思考思案

ベルギー奇想の系譜展を訪れて、画家の奇抜な頭の中を探検する~その2~

ヒエロニムス・ボスやピーテル・ブリューゲルのように、奇想の先駆者とも言える画家が自由に表現したい世界を描いていることが、なんだか良いなぁと思います。 宗教画だから…という制約をさらに一歩踏み越えていった先に見えたものを描く、その姿勢がとても面白いです。
思考思案

ベルギー奇想の系譜展を訪れて、画家の奇抜な頭の中を探検する~その1~

兵庫県立美術館で開催(2017年5月20日~7月9日)されている「ベルギー奇想の系譜展」を観覧してきた。 最初にこの展覧会を知ったのは、美術館に置いていた案内チラシです。 細かく描かれた奇妙な絵本の1ページのような絵、なんだこれは?でも、面白そう…と思ったのが観たいと思ったきっかけでした。
思考思案

木を依代に仏と対話してきた日本人の信仰心を感じて観た「木×仏像」

平安期ぐらいの素朴な仏像は、木彫の技術も拙く、一木造りで作られた仏像は魂が宿り、表現し難い強い生命力を感じます。 数百年以上の時を経て、木が風化しても、虫に食われて朽ちかけていても、長いときを刻んできた分、感じる生命力はより強さが増している気がします。 どんな姿になっても、中に宿る魂を敬い尊ぶ精神は、日本人の信仰心ならではかもしれません。

画像の無断コピー禁止!Prohibition of unauthorized copying of images.